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最近は様々な機能がついた機種も多くなりましたが、料理の温め直しや素材の下ごしらえなどの調理に、とても便利な家電製品です。電子レンジのコツを知り、上手に活用してください。 |
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電子レンジはマイクロ波を食品に当て、食品に含まれる水分子を振動させ、その摩擦熱で加熱します。
放出されるマイクロ波は調理する食品の分量にかかわらず常に一定ですので、食品の分量が増えれば加熱時間は長くなります。食品の分量が2倍の場合、加熱時間は約1.6倍にしてください。 |
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マイクロ波は外側から中心に向かって入る、角に当たりやすい、といった性質があるので、形や大きさを揃えたり角を丸くすることで、加熱ムラを防ぐことができます。 |
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2個以上同時に加熱する場合は、同一円周上に等間隔に置き、マイクロ波が均一に当たるようにしましょう。 |
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食品そのものの温度や、気温によって加熱時間が変化しますので、夏は冬よりも加熱時間を短くします。 |
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【料理の温め直し】 |
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《ラップやふたを使って温める場合》 |
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★しっとりと、ふんわり柔らかい食感の料理 |
ごはん、肉・魚・野菜の煮物、しゅうまい・中華まんじゅうなどの蒸し物、ハンバーグなど。(煮汁やたれがある場合は温める前に表面にかけてください) |
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ラップのかけ方 |
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水分の多い料理の場合は、蒸気の圧力でラップが裂けてしまうことがあるので、中心は少し余裕を持たせてゆるめに、器のふちは密着させてかけるとよいです。 |
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中華まんじゅうや蒸しパンなどは、ラップが張り付いてしまうとはがす際に表面の皮が破れることがあるので、皮に触れないようにふんわりとかけてください。 |
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◎加熱時間の目安(500Wの電子レンジの場合) |
※出力が600Wの電子レンジの場合、目安時間の0.8倍で加熱してください。 |
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食品名 |
分量 |
加熱時間 |
ごはん |
1膳(約150g) |
約1分 |
煮魚 |
1切れ(約100g) |
約1分~1分20秒 |
ハンバーグ |
1個(約100g) |
約1分20秒 |
しゅうまい |
10個(約150g) |
約1分20秒~1分30秒 |
野菜の煮物 |
1~2人分(約150g) |
約1分~1分20秒 |
みそ汁 |
1杯(約150ml) |
約1分30秒 |
カレー・シチュー |
1人分(約150g) |
約3分 |
ポタージュ |
1杯(約150ml) |
約2分 |
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※ |
カレーやポタージュなどとろみのある料理は、周りが先に温まり、中心は温まりにくいので、加熱の途中でかき混ぜると全体を均一に温められます。深いカップのような形状の容器よりも、カレー皿のように表面積が広く浅い容器の方が全体に温まりやすいです。 |
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《ラップやふたを使わずに温める場合》 |
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★余分な水分を飛ばしてカリッと、パリッと仕上げたい料理や飲み物 |
から揚げ、天ぷら、焼き魚、炒め物、ピラフ、チャーハン、汁物、牛乳など |
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◎加熱時間の目安(500Wの電子レンジの場合) |
※出力が600Wの電子レンジの場合、目安時間の0.8倍で加熱してください。 |
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食品名 |
分量 |
加熱時間 |
天ぷら(いか・えび) |
3個(約150g) |
約50秒~1分 |
天ぷら(野菜類) |
3個(約150g) |
約1分 |
焼き魚 |
1切れ(約100g) |
約1分20秒 |
野菜炒め |
1~2人分(約200g) |
約2分 |
食パン、バターロール |
1枚(1個) |
約10~20秒 |
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【加熱の際に気をつけること】 |
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使用する容器・食器 |
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金彩を施した陶器、漆器、竹や木製品、耐熱ガラス以外のガラス製品は向きません。 |
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プラスチックやガラス、陶器、お惣菜のパックは、表示を確かめてから加熱してください。 |
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油脂分の高い料理 |
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カレーや脂ののった魚料理など、油脂の多い料理は飛び散って庫内を汚してしまうことがあります。 |
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油脂は高温になりやすく、ラップを溶かすことがありますので、食品に直接ラップが触れないようにかけてください。 |
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パン、ピザ生地 |
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水分が少なくマイクロ波が届く時間が短いため、すぐに固くなりやすいので加熱時間は短めにしましょう。 |
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加熱後、時間が経つと固くなってしまうので、食べる直前に温めると良いです。 |
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『突沸(とっぷつ)』でのやけど |
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水、牛乳、お酒、コーヒー、スープ、みそ汁などを電子レンジで加熱した際、突然液体が飛び散る「突沸」という現象が起きることがあります。これは、液体が沸点を超えても沸騰を起こさない状態になった場合、扉を開けた振動や、砂糖を加えた振動によって急激に沸騰する現象です。 |
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加熱前によくかき混ぜる、加熱時間を短くする、加熱後20~30秒たってから扉を開ける、などである程度防ぐことができます(突沸現象は、お鍋でみそ汁を温め直す場合などにも起きることがあります)。 |
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【電子レンジで下ごしらえ】 |
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野菜の水けはつけたままラップで包む |
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野菜についた水が加熱によって水蒸気となり、お湯で茹でた場合と同じように仕上がります。 |
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野菜は直接ラップで包むほうが上手に加熱できます。 |
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隙間なく包む |
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食品の水分が蒸発しないように隙間なくラップで包んで加熱します。ただし、きつく包むと蒸気の圧力でラップが破れることがありますので、少し余裕を持たせます。食品を直接包む場合は、食品がはみ出さないようにしましょう。 |
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じゃが芋やなすなどを2個以上一度に加熱する場合は、1個ずつ包むとムラなく仕上がります。 |
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大きさ、太さを揃える |
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ほうれん草や小松菜などで根元が太い場合は、切り込みを入れておくとよいでしょう。葉先と根元を交互に重なるようにラップで包み、全体の厚みを揃えると均一に仕上がります。 |
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ブロッコリー、カリフラワーは小房に分けてから加熱しましょう。 |
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一度に加熱する分量は約300gくらいまでに |
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大量に加熱すると加熱ムラが起きたり、中心に火が通らないことがあります。 |
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ほうれん草などは1/2束くらいずつ加熱するとよいでしょう。 |
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肉類、魚介類をしっとり仕上げるコツ |
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加熱時間を少し短く設定し、加熱後、ラップをかけたまましばらくおいて予熱で火を通すと、ぱさつきません。 |
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◎加熱時間の目安(500Wの電子レンジの場合) |
※出力が600Wの電子レンジの場合、目安時間の0.8倍で加熱してください。
※電子レンジ加熱後の調理法によって、加熱時間を加減してください。 |
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食品名 |
分量 |
加熱時間 |
ほうれん草などの葉物野菜 |
1束(200g) |
約2分~2分30秒 |
白菜、もやし、キャベツなど |
100g |
約1分 |
アスパラガス、いんげん |
100g |
約1分30秒 |
なす |
2本(約170g) |
約2分 |
ブロッコリー、カリフラワー |
1/2株(約100g) |
約1分20秒 |
じゃが芋 |
1個(約100g) |
約2分 |
かぼちゃなど固い野菜 |
100g |
約2分~2分30秒 |
鶏肉 |
1/2枚(約150g) |
約3分30秒~3分40秒 |
えび(ブラックタイガーなど)中サイズ |
10尾(約150g) |
約2分 |
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※ |
ほうれん草など、お湯で茹でたあと色止めのため水にさらす野菜は、電子レンジでの加熱後も同様に水にさらしてください。 |
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【解凍】 |
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電子レンジに「解凍」メニューがあれば使用してください。 |
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「解凍」メニューを使わずに上手に解凍するコツ |
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解凍時間は短めにする。 |
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冷凍庫から出してすぐに解凍する。 |
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耐熱皿などにキッチンペーパーをしき、その上に食材をおく。 |
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氷の膜がついている場合は、取り除く。 |
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途中で表裏を返す。 |
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肉類、魚介類を解凍後に焼いたりする場合は、指で押して弾力を感じるくらいまで解凍する(ただし、電子レンジ解凍では外側から加熱されてしまうので、できれば200Wくらいの弱めの出力で加熱するとよいです)。 |
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◎加熱時間の目安(500Wの電子レンジの場合) |
※出力が600Wの電子レンジの場合、目安時間の0.8倍で加熱してください。 |
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食品名 |
分量 |
加熱時間 |
ごはん |
約300g |
約6~7分 |
食パン、バターロール |
1枚(1個) |
約40秒 |
カレー、シチュー |
1~2人分(約300g) |
約10~12分 |
ハンバーグ |
1個(100g) |
約4分30秒 |
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上手に解凍するには、フリージングの仕方も大切です。 |
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全体の厚みを均一にし、厚みは3cm以内にする。 |
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なるべく平らにする(球形の場合は中心が解凍しにくくなります)。 |
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ごはんは300g以下に分ける。 |
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【その他の便利な使い方】 |
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★干ししいたけを短時間で戻す |
容器に干ししいたけがかぶる位の水とひとつまみの砂糖を入れ、ラップを水面に張りつけて、様子を見ながら加熱(3枚で2~3分)。 |
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★ベーコンをカリッとさせる |
耐熱皿にキッチンペーパーをしき、必要な大きさに切ったベーコンをのせ、ラップなしで加熱(2枚で約2~3分)。カリッと炒めたような食感になりますので、サラダのトッピングなどにおすすめです。 |
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★豆腐の水きり |
キッチンペーパーで包み、耐熱皿にのせてラップなしで加熱(1丁300gにつき約1分30秒から2分)。 |
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★食パンでクルトン作り |
食パンを5mm~1cm角に切り、耐熱皿にのせてラップなしできつね色になるまで加熱(1枚分につき約2分~2分30秒)。サラダのトッピングやスープの浮き実に使えます。 |
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★お餅を調理 |
切り餅より大きめにオーブンシートを切り、お餅の下に敷いてターンテーブルにのせ、ラップなしで加熱(2個で1分~1分10秒)。ぷくっと膨れたら出来上がりですが、加熱しすぎるとどんどん膨らんでしまうので、加熱中は目を離さないように注意してください。 |
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