4つの材料を1ポンドずつ使って焼くところから、「パウンドケーキ」をいう名前が付きました。焼いてから1~2日経つとバターがなじみ、よりおいしくなります。
材料(上面17.5cm×8cm、高さ6cmのパウンドケーキ型1台分)
A |
┏ |
バター(食塩不使用)
100g |
┗ |
グラニュー糖
30g |
|
薄力粉
100g |
B |
┏ |
卵(Mサイズ)
2個 |
┗ |
グラニュー糖
70g |
|
塩
少々、紅茶の葉
5g、 バニラオイル
3~4滴 |
調理時間の目安:約1時間30分 |
|
|
下準備
※ |
バターは計量して冷蔵庫から出し、室温に置いて柔らかくする。
100gのかたまりのままでは、なかなか柔らかくなりません。5mm~1cmの厚さに切り、ボウルに入れておくと早く柔らかくなります。冬場などは、暖房の当たる場所など、暖かいところに置くと良いでしょう(乾燥しないよう、ラップをかけておきます)。ただし、バターが溶けないように気をつけてください。 |
※ |
薄力粉は紅茶と合わせ、2~3回ふるう。 |
※ |
大きめの紅茶の葉を使用する場合は、すり鉢ですって細かくする。 |
※ |
クッキングシートをパウンド型の底に合わせて折り目をつけ、4箇所に切りこみを入れ、敷いておく。 |
|
作り方
1. |
バターを泡立て器で、クリーム状になるまで練る。 |
|
空気を含ませるように混ぜ、柔らかく練ります。 |
|
|
2. |
1にAのグラニュー糖を加え、白っぽくなるまでよく混ぜる。 |
|
|
3. |
卵を卵黄と卵白に分ける。2に卵黄を1個ずつ加えてよく混ぜ、塩を加える。 |
|
卵を別の容器に割り入れ、計量スプーンの大さじで卵黄をすくうと、卵黄が破れにくいです。 |
|
卵黄と卵白を分け、卵白を泡立てる方法を別立てといいます。この方法は、バター(油脂分)と卵(水分)の分離を防ぐことができます。 |
|
|
4. |
メレンゲを作る。ボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーで泡立てる。角が立ちはじめたら、Bのグラニュー糖を4回に分けて加え、しっかり泡立てる。 |
|
卵白がある程度泡立つまでは容積が少ないので、ボウルをやや傾けて作業すると効率が良いです。
初めから卵白に砂糖を入れて泡立てると、メレンゲの完成に時間がかかってしまいます。最初は低速で2~3分、卵白をほぐすように泡立て、次に高速に変え、砂糖を少しずつ加えて泡立てると、きめが細かく、つやのあるメレンゲになります。 |
|
5. |
ハンドミキサーの回転羽でメレンゲをすくった時、角が立つくらいに泡立てたら、ハンドミキサーの速度を低速にして1~2分泡立て、メレンゲのきめを整える。 |
|
メレンゲの気泡を、きめ細かい状態に揃えることで、焼き上がりがなめらかになります。 |
|
6. |
ハンドミキサーから泡立て器に替え、3に4のメレンゲの1/3を加え、よく混ぜる。 |
|
|
7. |
紅茶の葉を混ぜた薄力粉の半量を加え、泡立て器で混ぜる。 |
|
泡立て器で生地をすくい、ボウルのふちにトントンと軽く打ちつけて、泡立て器の針金の間から生地を落とすようにして混ぜます。 |
|
8. |
残りのメレンゲの半分を加えて混ぜる。 |
9. |
残りの薄力粉を全て加える。 |
|
10. |
残り全てのメレンゲ、バニラオイルを加える。 泡立て器をゴムベラに替え、全体を混ぜる。 |
|
ボウルの底からゴムべらですくい、生地のムラがないようにさっくりと混ぜてください。 |
|
|
11. |
クッキングシートを敷いたパウンド型に生地を入れ、中央にくぼみを作る。 |
|
焼いている時に中央が盛り上がってきますので、まん中をくぼませておきます。 |
|
この部分をくぼませる |
12. |
170℃に予熱したオーブンで、35~40分焼く。 |
|
焼き上がりの目安は、真ん中あたりの割れ目から竹串を深く刺し、ゆっくり引き抜いた時に、竹串に何もついてこなければ大丈夫です。 |
13. |
焼き上がったら、20cmくらいの高さに型ごと持ち上げ、調理台の上に落とす。
オーブンシートごと引き抜いて網に取り出し、冷ます。 |
|
焼き上がったケーキに軽くショックを与え、ケーキの中の熱い空気を外気と入れ替えます。
そのあと型から取り出してから冷ましましょう。 |
|
14. |
冷めたら食べやすい大きさに切り分ける。 |
|
一度に食べきれない場合は、ラップにしっかり包み、フリーザーバッグに入れて、冷凍庫で保存しましょう。 |
|
|
|