大学時代は情報系の専攻でプログラミングを勉強していましたが、コンビニエンスストアでのアルバイト経験を通じて小売業や接客業に興味を持ちました。また、釣りや登山といったアウトドアの趣味があり、海や山が混雑しない平日に休める仕事に就きたかったため、スーパーマーケット業界を中心に就職活動を進めました。マルエツを選んだ理由は、私の地元である埼玉県を起源とする会社であり、生まれ育った地域に貢献できると考えたことが大きいです。それに加えて育児休職や育児時短勤務など、将来のライフプランに合わせて柔軟な働き方ができる福利厚生が整っていたことも決め手になりました。

新卒でさいたま市内の店舗のグリーティングに配属されました。社会人としてのビジネスマナーや業務の基礎を身に付け、その店舗で経験を積んだ2年半の間にマネジャー代行へ昇進しました。2021年11月に埼玉県幸手市の店舗へ異動し、2022年8月川口市の店舗へ異動と同時にマネジャーへ昇進しました。2023年2月からは新店オープンに備えて本社の店舗運営本部の配属となり、その3ヶ月後にオープンした川口市の新店舗にグリーティングマネジャーとして着任し、現在に至ります。

「グリーティング」という所属の名称は、英語の「greet（挨拶する）」に由来します。単語の意味の通り、お客さまのお出迎え・お見送りを担当する所属であり、レジ業務を中心に、サービスカウンターでのお客さま対応、予約商品に関するお問合せ・お申込み、宅配サービスの対応などを行っています。お客さまと相対して金銭や商品のやり取りを行うため、責任感が求められますが、「ありがとう」「また来ます」といったお言葉をお客さまから直接いただける機会の多い所属でもあり、日々のお客さまとのコミュニケーションを通してやりがいや達成感を得られます。

現在働いている店舗のオープンに際し、オープン前の準備段階からグリーティングマネジャーとして幅広い業務を任せてもらえたことです。グリーティングの担当領域は決して派手な仕事ではありませんが、毎日コツコツと取り組んできた業務を、会社や上司が見てくれていたこと、評価してくれていたことが嬉しかったですし、自分自身が「確実に成長しているんだ」という自信を持つこともできました。

私は何度か店舗の異動を経験していますが、初めての店舗異動のときは、前の店舗での「当たり前」が通用しないことにギャップを感じ、苦労したことを覚えています。いろいろと大変なこともありましたが、異動先店舗の社員やパートナーの皆さんとのコミュニケーションを重視して仕事に取り組み、業務に対する疑問や課題について先輩社員が親身になって相談に乗ってくれたので、何とか乗り越えることができました。

グリーティングマネジャーとして何よりも心掛けていることは、「お客さまに楽しくお買い物をしていただく」ということに尽きます。私たちの仕事は、お客さまにご来店いただいて初めて成立する仕事です。所属の社員やパートナーさん、アルバイトさんに対し、お客さまを「可能な限りお待たせしない」、お客さまに「不快な思いをさせない」という気持ちを持って働いてもらえるような指導に取り組んでいます。また、お客さまへの気持ちの良い対応の基盤となる職場環境の整備や従業員同士の挨拶などについても気を配るようにしています。

マルエツは、同業他社と比べて昇進・昇格のスピードが早いと思います。私自身も入社して1店舗目、2年目でマネジャー代行を任され、入社4年目にはマネジャーに昇進するなど、若いうちから裁量の大きい仕事を経験し、職域を広げることもできました。20代のうちから自分の将来やキャリアについて意識的に考える機会が得られるので、その先のキャリアに関してもさまざまなことに挑戦しやすい環境が整っていると感じます。

夏場は趣味の釣りを楽しむために海へ出掛けます。平日休みを利用するので混雑することもなく、釣果（釣れた魚の量）もバッチリです。サイクリングや登山などのアウトドアも好きなので、自宅から海まで往復100kmの輪行や富士登山にチャレンジしていた時期もありました。また、マルエツの従業員は、さまざまなスポーツイベントやテーマパーク、旅行などの優待・割引サービスを受けることができるため、それらを活用しながら充実したプライベートを過ごすことができます。

日々の仕事を通して結果が得られるグリーティングマネジャーの業務にやりがいや楽しさを感じていますが、私自身は店舗の最前線で働く人たちをサポートし、育てていく分野の仕事にも興味を持っています。そのため、将来的にはトレーナーや新入社員の教育に携わる仕事にもチャレンジしたいと考えています。