大学生時代にマルエツで4年ほどアルバイトを経験しました。レジや品出しの仕事をする中で商品や接客に興味を持つようになり、就職活動でも小売業界を軸に企業研究を行いました。休日・休暇の充実や社風の良さに魅力を感じ、マルエツを選びました。マルエツはバースデイ休日を含めると年間休日が120日もあり、長期休暇を取得できる制度もあります。社風の良さに関しては、就職活動を通して採用担当者の方々の素晴らしい人間性を実感できたことに加え、社員一人ひとりを大切に育ててくれる環境があると感じたことが大きかったです。

新卒で埼玉県戸田市の店舗で日配加食配属となり、上司の指導のもと、さまざまな仕事を学びました。入社2年目の夏に本社の人材開発教育部へ配属となり、それから1年間はリクルーターとして新卒の採用業務に携わりました。店舗に戻って以降は、世田谷区の店舗で2年半ほどマネジャー代行を担当。その後、文京区の新店舗立ち上げに携わり、その店舗で10ヶ月ほどマネジャー代行を務めた後、現在の墨田区の店舗へ配属となり、マネジャーに昇進しました。

日配加食では日配食品と加工食品を扱います。日配食品は冷蔵品や冷凍品など賞味期限が短い商品であり、加工食品は常温保存が可能な比較的賞味期限の長い商品です。賞味期限の短い日配食品については、廃棄（食品ロス）につながらないように発注量をコントロールする必要があり、加工食品に関しては季節催事などを見据えた販売計画や商品選定が欠かせません。いずれの業務も細やかな仕事が求められますが、自ら選んだ商品がお客さまに受け入れられ、その結果が売上数値に反映されたときには大きなやりがいを実感できます。

私は8時〜17時のシフトで仕事をしていることが多いです。朝は始業の10分前までに出社し、まずは当日出勤の人員数の確認とメールチェックを行い、8時には売場にて品出しを開始します。午前中は日配食品の発注を中心に仕事を進めながら、加工食品が店舗に到着する時間に合わせて入荷対応も行います。正午には日配食品の2便が店舗に到着するため、それらの商品の仕分けとパートナーさんに品出しの指示をします。13時から1時間の休憩を取り、14時には再度売場を確認してメンテナンスをします。その後、加工食品の2便に合わせて荷受けや仕分けを行い、午後から出勤するアルバイトさんに品出しの指示を出します。午後は基本的に後方業務が中心であり、翌日以降の準備・確認などに時間を費やすことが多いです。16時頃には再び売場の確認や商品補充を行い、17時に退店（終業）します。

マルエツでは「店長のメチャ推し」という、特定のオススメ商品をアピールする企画を実施しています。先日、この「店長のメチャ推し」商品におけるPI値（来店客1,000人当たりの購買指数）で、私の店舗が全店1位になりました。店舗の特性を踏まえ、お客さまの目線に立った売場づくりを続けてきた努力が身を結んだので、とても嬉しかったです。現在の店舗はマルエツの他の店舗と比べて大きな店舗ではありませんが、今後もお客さまの層や立地を考慮した商品選定と売場づくりを追求していきたいと考えています。

マネジャーになってからの話ですが、クリスマス・年末の繁忙期にも関わらず普段通りの人員配置を行ってしまった結果、とても苦労したことがあります。日配食品のクリスマスケーキ、おせち料理、加工食品のスパークリングワイン、日本酒、鏡餅など、年末特有の企画商品が大量に入荷する時期だったため、単純に人手が足りなくなったのです。結局、他の所属の皆さんにご協力いただくことで何とか乗り切ることができましたが、それ以降は常に繁忙期・閑散期を意識した人員配置やシフト管理を心掛けるようになりました。

マネジャーは一般社員と比べ、数値に対する強い責任感とこだわりを持って業務に臨みます。日々の予算、毎月の予算を達成するために何ができるのか、どのように店舗や売場を変えていくのかについて、常に考え続けていく意識が求められます。また、社員やパートナーさん、アルバイトさんとのより良いコミュニケーションのあり方についても考える機会が増えました。人員配置やシフト管理も含めて責任のある業務が増えますが、それと比例するように仕事の裁量も広がるので、得られるやりがいも大きいと思います。

社員、パートナーさん、アルバイトさんたちとの良好な関係構築に務め、みんなが働きやすい店舗・職場を作ることを大切にしています。スーパーマーケットの運営は社員だけで成り立つものではなく、パートナーさん、アルバイトさんの活躍が必要不可欠です。皆さんに対し、常に感謝の気持ちを伝えることを意識していますし、休憩時間の何気ない会話を含め、できる限りコミュニケーションの量を増やすように心掛けています。

現在の店舗でマネジャーを務めて2年になりますが、今後はさらに売上規模の大きな店舗でのマネジャー業務にチャレンジしたいです。これまで上司に教わってきたことを自分の後輩や部下に伝えていくなど、新しい人材の育成にも力を入れていくつもりです。また、私は入社当時から広報の仕事に興味を持っていたので、将来的には本社の広報担当者となり、より多くの人々にマルエツの良さを知っていただけるような仕事に取り組みたいと考えています。